◆ はじめに:家族を役員にするってアリなん?
マイクロ法人をやっとったら、「配偶者に役員報酬って出してええんやろか?」って悩むことあるよな?
- 扶養から外れるのがイヤやな…
- 節税にはなるって聞いたけど、実際どうなん?
今回はその疑問に、やさしく実務ベースで答えていくで!
◆ 年130万円の壁ってなんやねん?
この「130万円の壁」、実は社会保険の扶養ラインのことやねん。
- 税金面(配偶者控除):年収103万円以下
- 社会保険面(健康保険・年金):年収130万円未満
このラインを超えてまうと、配偶者が自分で保険料払わなあかんようになるんよ。せやから、法人から役員報酬出すときは、130万円未満に抑えるのがポイントやな。
◆ 扶養の種類と影響まとめ
区分 | 基準 | 影響 |
---|---|---|
税金:配偶者控除 | 年収103万円以下 | 控除満額 |
税金:特別控除 | 103〜201万円 | 控除は段階的に減る |
社会保険の扶養 | 年収130万円未満 | 保険料は扶養主が負担 |
◆ 年130万円以内で役員報酬を出す方法
せやけど、ギリギリ130万やと不安やから、月10万円以下にしとくのが安心やで。
▶ たとえばこんな設定:
- 月額:8万円(年96万円)
- 勤務内容:経理補助、掃除、軽作業など
- 勤務頻度:週1〜2回
このへんに抑えといたら、扶養の範囲内+法人の節税効果もバッチリ!
◆ 実務手続きの流れ
配偶者に報酬を出すなら、きちんと実務も押さえとかなアカンで。
- 株主総会議事録(役員報酬決定)
- 報酬通知書(本人用)
- 税務署に源泉徴収関係の届出
- 振込履歴を残す(銀行から毎月送金)
- 年末調整・源泉徴収票の発行
書類はちゃんと整えて残しとくんが大事やな!
◆ まとめ:配偶者報酬は使い方次第でお得!
家族に報酬を出すのは、
- ✔️ 法人の利益を圧縮できる
- ✔️ 配偶者の老後資金にもつながる
- ✔️ でも扶養の範囲内やないと社会保険で損することもある!
このバランスを考えて、うまく設計したらめっちゃ有効やで。心配なときは専門家に相談するのも手やな。

ちなみに、103万円と130万円の壁だけやなく、201万円までの“配偶者特別控除”も活用すれば、多少の報酬増でもまだ控除を受けられる余地があるで。ただし、控除額は段階的に減るから、シミュレーションは必須やな。
最後にもう一つ。配偶者を役員にする場合、「実際に働いてる実態」が見えるかどうかが税務上のカギ。書類だけやなく、作業記録やメールのやりとり、スケジュール表なんかも保管しとくと安心やで。
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