こんにちは!
今回は、「役員報酬って上げたら社会保険料どれくらい変わるん?」っていうテーマで、月額ごとの保険料シミュレーションをしてみます。
マイクロ法人で節税を考えるとき、役員報酬ってほんまに大事なパラメーター。
でも報酬を上げると、社会保険料も跳ね上がるって聞いて不安になる人も多いはず。
✅ まず知っときたい前提知識
役員報酬にかかる社会保険料は、大きくわけてこの2つ:
- 健康保険料(協会けんぽ)
- 厚生年金保険料
この2つは「報酬月額(=社会保険の等級)」に応じて決まってるんや。
✅ 月額報酬ごとの保険料シミュレーション(東京都・2025年度版目安)
月額報酬 | 健康保険料 | 厚生年金保険料 | 合計(本人負担) |
---|---|---|---|
45,000円 | 約3,000円 | 約6,800円 | 約9,800円 |
100,000円 | 約6,800円 | 約15,000円 | 約21,800円 |
150,000円 | 約10,200円 | 約22,500円 | 約32,700円 |
200,000円 | 約13,600円 | 約30,000円 | 約43,600円 |
300,000円 | 約20,400円 | 約45,000円 | 約65,400円 |
📌 ※実際は会社(法人)と本人で折半やから、法人負担も同額かかるで!
✅ この金額が何に影響するん?
- 将来もらえる年金額(厚生年金は報酬額で変わる)
- 健康保険の保障範囲(傷病手当金など)
- 社会的信用(住宅ローンや融資の審査にも影響)
→ 月額10万円を超えると「生活の土台としての信用力」がぐっと上がるで!
✅ 実際に報酬を上げるべきタイミングは?
こんなときは見直しのチャンスや:
- 法人の利益がしっかり出てる
- 将来的に厚生年金を増やしたい
- 社会保険ベースの保障を厚くしたい
- ローン審査など「年収証明」が必要になった
✅ 注意点:報酬を上げる前に必ずこれを確認!
- 【決算月】報酬の変更は「期首から3ヶ月以内」じゃないと経費にできへんで!
- 【保険料】会社負担分も含めて、月々の支払い余力があるか?
- 【年金額】自分の老後資金戦略とのバランスはOKか?
✅ まとめ:報酬アップ=支出UPやけど、価値もちゃんとある!
役員報酬を上げることで、社会保険料も確かに増える。
せやけど、それは将来の保障・年金・信用を上げるための“必要経費”とも言えるねん。
せっかくマイクロ法人を持ってるなら、
「今の生活と将来の安心」を見据えて、ちょうどええバランスの報酬設計を考えてみてな!
次回は、「配偶者に役員報酬を出したらどうなる?」
「扶養の壁と法人のメリット・デメリット」についてもまとめていくで〜!
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